人の縁とは分からないもので、昔の浜名湖ラグビースクールのつながりからご紹介を頂き、事務所から住宅のリノベーション(略称:リノベ)を担当しました。 一般住宅の新築とは違った、頭の使い方が設計者としては非常に面白く、ワクワクしながら良い経験をさせていただきました。 Nさん、ご紹介ありがとうございました。...
23日 9月 2024
ヘリテージマネージャーネットワーク協議会に出席のため、静岡県建築士会の先輩方と岐阜市へ。 金華山の麓の岐阜公園に集合し、周辺のまち歩きをしてから、長良川うかいミュージアムに移動し会合へ。...
15日 9月 2024
本日は、二級建築士の製図試験の日。...
我が家の食卓には、ちょっとした相棒のように存在する小型テレビがある。家族が集まるキッチンや食卓で、さっとニュースをチェックするにはこれ以上ないほど便利だ。もちろん、映画鑑賞などには物足りないが、新聞を読みながら、あるいはコーヒーを片手に気軽に録り貯めた番組を1.3倍速で再生する際には、このテレビが欠かせない。我が家では、小さいながらも主役級の家電だ。 その正体は、パナソニックのプライベート・ビエラUN-19F5というモデルで、チューナー(品番:UN-E5S)とモニターが独立しているのが特徴だ。我が家ではダイニング周りにTV配線を用意していなかったため、リビングのテレビ台に収めたチューナーさえあれば、無線で接続できるのがありがたい。さらに、チューナー部にHDDを接続すれば録画も可能で、朝ドラ「虎に翼」や大河ドラマ「光る君へ」などのお気に入りの番組を撮り貯めて楽しんでいる。 しかし、盆休みのある日、突然そのテレビが壊れてしまった(泣)。AMAZONアレクサを通じて声で操作していたのだが、急に私の指示に全く反応しなくなったのだ。調べてみると、チューナー部の電源LEDが点灯しない。問題がありそうなのは、お弁当箱ほどの小さな箱だ。 メルカリでチューナー部だけを探してみたものの、7、8年前の古いテレビにもかかわらず、5000円以上の値がついている。後継機を新品で購入しても4万少々だし、治るかどうかわからない中古品にこの金額をかけるのは、どうにも釈然としない。直感的に割に合わないと感じた。 私は、元・工作少年だった。図画工作と技術家庭科が得意で、何歳になってもそのスピリットは失われていない。だからドライバーを手に取り、迷うことなく分解を始めた。 建築士が本職で、テレビの故障原因なんて分かるわけがない。分かりたいわけでもない。ただネジを外してみたかっただけ。ただ、工作少年時代とは違い、大人になった僕は、後で戻せるように写真を撮りながら作業することを忘れなかった。 蓋を開けて中を見渡していると、液漏れしている電解コンデンサを発見。「まさかこれが原因?」と、16V1800μFのコンデンサに目をやる。中学校の技術家庭の授業で教わった、極性に注意することが頭をよぎる。 教えてくれた池端先生元気かな。 Amazonで検索してみると、なんと数百円で購入できる部品だった。これで直るのなら、ブログのネタにもなるし安いものだ。早速注文し、届くのを待った。 数日後、待ちに待った部品が到着。この数日間、リビングのテレビまで足を運んで番組をチェックするたびに、普段の便利さがどれだけ大事だったかを実感した。失って初めて気づく、というのはこういうことだろう。 はんだゴテの作業は昔から好きだったので、準備は万端。古いコンデンサを手早く外し、注意深く新しい部品に交換した。コネクタを元通りに接続し、蓋を閉めてネジを締め直す。まるで中学時代に戻ったかのような感覚だ。 少しだけ緊張しながらスイッチを入れると、見事にLEDが点灯した。火を吹かなくて良かった。アンテナ線をつなぎ、画面を確認すると、映像が映り始めた。数百円の電子部品で、我が家の日常が戻ってきたのだ。 長男と次男が帰省してきて交通費がボンボン飛んだ今、思わぬ出費が避けられたことに心から安堵。そう、中学時代に技術家庭の夏休みの宿題があったなら、今回の修理体験で立派なレポートが一本書けたに違いない。そんなふうに考えながら、我が家の8月は静かに終わろうとしている。
28日 8月 2024
某会での原稿依頼があり、何を書こうかと考えた末に思いついたのが、静岡県民に馴染みの深い、富士山でした。...
22日 8月 2024
家を設計する際に、住宅情報雑誌に出ているような割と「あるある」な要望のプランをまとめることは、教科書の例題のようにさほど難しくありません。 私が最近特に気にしたいと思っているのは、自転車置場と玄関周り。どうしてもこのあたりの設計は経験が必要で、実例から学ぶことが多い。...
パリオリンピックが閉幕。競技が多すぎて、早寝の私はあまり競技を見られなかった印象。 ただ、大好きなマラソンは男女ともしっかりと観戦し、昔行ったことのあるパリの街並みを画面越しに楽しんだ。 そんな折、大学時代の建築史(建築の歴史)の北海道大学名誉教授・越野武先生の訃報が届く。...
木の家とか木造住宅とか、私自身が暮らしていて好きだからついつい声高に語ってしまうのですが、一般の人から見ると何が違うのだろうか?とふと考えてしまいました。 興味のない方から見たら、木造だろうが、鉄骨だろうが、RC造(鉄筋コンクリート)だろうが、あまり意識することもないのかもしれません。...
先日のこと、非常勤講師を務める専門学校で、林業なのか製材なのかはっきり確認していませんが材木を供給する仕事をしたいという学生の声が聞こえました。
「君、なかなか鋭いな!」思わず私は声をかけてしまいました。 設計や施工管理をやってみたいという学生は多いのですが、素材業者に目をつけるとは、なかなかのセンスです。 素材を知って、君こそが浜松市の木の家の伝道師になれるはず!
「影のある」って書くと、昔なにか悪いことをしたのかしら?とあらぬ心配をしてしまいそうですが、文字通り「影」のことです。...