天気も良かったので、かねてから訪問したかった名古屋市市政資料館(旧名古屋控訴院)と少し東側の「白壁・主税・橦木町並み保存地区」を訪問。
10年くらい前に何かのついでに車にMTBを積み、ふらっと散策したものの町並みだけ観察して内部は知らなかったエリア。
もともと仕事柄、歴史的建築物に興味があり、犬山市にある博物館明治村は、小学生の頃から1日中歩き回っていたし、京都に行けば観光というよりも建物観察がメインとなるほど。
ただ、移築だったり現在住人が居たり、本来の姿をそのまま観察できる、お宅訪問のような建物観察は、まず難しい。
今回のエリアは、奥まで公開されていて、在りし日の利用者や住民の姿が想像でき、非常に貴重な体験となった。静岡市清水区蒲原にある、旧五十嵐邸を訪問したときの感激に似ている。
京都の街中を観察していても、土地と建物の莫大な相続税や維持費を払うことが難しく、姿を消していく建物は非常に多い。
仮に私の身に自治体からびっくりするような相続税が算出され、いつの間にか情報を聞きつけたマンションデベロッパーがこれまた驚くような買値を提示してきたら、私財を投げ売ってまで古い建物を維持する自信は無い。
この町並み保存地区では市に寄付されたり、会社が維持していたり、当時の様子が一体に残っていることが素晴らしく、建築を学ぶ学生にも大いに参考になるはず。一般人は感謝して見学させていただくことにする。非常勤講師を務める専門学校でも宣伝しておこうと思う。皆様も是非。
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