
数日前、SNSを開くと驚きのニュース。
大学の先輩であり、当事務所の最初のお客さんMさんのお父さんの訃報。 工事写真のフォルダの中に地鎮祭の写真があったはずだと探し出し、イラスト風に加工しましたが、本当に富士山がこの様に見える場所。 お父様が息子のマイホーム新築のために、田んぼの造成まで手配して建設地を用意してくださった。
御実家がここまでしてくださる場合、
・地元の業者で建てなさい。
・お父さんの知り合いの業者で建てなさい。
・大手メーカーで建てなさい。
のアドバイスがありそうなことは容易に予想できる。
家族会議でどのようなやり取りがあったか分からないが御実家のストップも無く、Mさんには当事務所の最初の仕事として新築工事の設計をさせていただき、私は建築士(建築家)デビューをした。
この御縁がなければ、今こうして当事務所が続いているかも分からない。 近くにある御実家にも工事中に何度か顔を出させていただき、ご両親に温かく迎えていただいことも鮮明に覚えている。 田んぼのお米を頂いたこともある。 いつかは来る日と分かっていても、心にポッカリと穴が空くような寂しさだと思う。
私の両親はまだ健在ではあるが、老いは確実に近づいていて周りの訃報を聞くと恐ろしくすらある。心豊かに両親とも引き続きいい時間を過ごしたいものである。
Mさんのお父さんの御冥福をお祈りします。 落ち着いた頃、ゆっくりとご挨拶にお邪魔しようと思います。
