8月の暮らし

かぼちゃの観察を楽しんだ8月

暑い暑いと思っているうちに8月が終わります。

 

小さな畑に設置したコンポストの場所を移動した際に数年前のカボチャの種が目を覚まし、発芽し芝生ゾーンに侵食してきました。朝、起きて庭に目をやり、雄花と雌花の開花を確認し、受粉作業をするハチのような仕事が朝の楽しみでした。

 

子供らが小学校の時だったら、自由研究の格好のネタでした、これは(笑)。 もう子供らは年齢的に夏休みの宿題も無く、下宿先からの帰省もなく、我が家は夫婦で通常営業の8月でした。本日は、テレビ中継のある北海道マラソンの沿道に札幌で暮らす次男を立たせ、公共の電波で生存確認をして喜んでおりました。

 

特に今年の夏は暑い!と言葉にするのも暑いのですが、住宅設計を仕事とする私としては、勝手ながらに夏の暮らしの考察をしたいと思います。自宅での実践と理論を組み合わせて考えると、

 

・外気が40℃に達する状態では、基本的に熱い空気を家の中に入れないことが重要。

これだけ暑くなると通風で解決する問題ではない。いかに涼しい状態をキープするか。 通風オンリーで涼を求めるのであれば南に木陰を作ることができるとベター。

 

・南面道路の住宅地がベストとは限らない

南面接道の土地から売れる、もしくは高い、のが通例。しかしながら、良いことばかりでもない。アスファルトの表面を通った熱気がそのまま入ってくる。 更に住宅地にありがちな軒の出ゼロの箱型の家では、日射を遮る軒の出もなく、 南の掃き出し窓からは、ノーガードの日射が入り放題。 強烈な日射には上部に庇や軒の出で、太陽の入り具合を考えることが重要。

 

・日射の入り具合も含めた、意匠デザインの重要性

取ってつけたような日除けシートで解決するのは、あまり美しくない。

ちょうど先ごろ、専門学校のテスト問題を作成していたのですが、北緯35度で南中時の太陽高度は・・・

 

夏至のとき、78度

冬至のとき 31度

 

みんな大好きな日陰を意図的に作ることが、体とお財布に優しい暮らしにつながりそうです。

冬の薪ストーブの薪活も

まだまた夏が終わったわけではないですが、冬のことも少々。 現場を片付けると、間柱の端材が随分と出たのでしばらく薪は足りそう。 在庫を消化したいので寒くなってきたらせっせと燃やすことにしましょう。光熱費高騰中ですが、特に冬の暖房に関しては随分と助かっていて、エアコンをほぼ動かさないので冬のほうが光熱費が安いほどです。

 

意外と、「浜松市」「薪ストーブ」の検索ワードで来てくださる方も多く、もう少し寒くなってから来てくだされば体験会もできるかなと思います。