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私の大好きな本「伝説のプラモ屋」

ちょっと、仕事が立て込んでいて投稿しそびれていましたが、私にとってはハッとするような先週7/22発表の悲しいニュース。

 

田宮模型(タミヤ)の田宮俊作会長が亡くなった、とのこと。

 

私達世代の小学生の頃の男子の遊びといえば、プラモデルとラジコンでした。 私は、あまりファミコンに熱中する子供ではなく、友達の家でちょっと遊んだ程度。その代わりにプラモデルとラジコンに随分と入れ込みました。

 

精密なタミヤのプラモデルを組み立てる時間は、小学生の私には至福の時間でした。 宿題を手早く終わらせ、ニッパーでパチンパチンと部品を切り取り、はみ出さないように接着剤を塗布していく一連の作業を繰り返すうちに、私は立体化していく、ものづくりの楽しみに魅せられました。 母曰く、「大きくなったら、田宮模型で働くんだ」と私は言っていたそう。

 

スケールという言葉もプラモデルで知りました。 1/24とか1/35とか、このプラモデルを24倍や35倍したら本物の大きさになるんだ、と想像してワクワクしていました。分数を小学校で習う前から数字の意味に興味を持ったのだと思います。

 

その後、高校では迷わず理系を選択し、大学進学の際には建築を学ぶことのできる道を選び、長い時を経て一級建築士として建物の設計をしています。

 

きっと私以外にも田宮俊作さんは多くの少年の将来に大きな影響を与えたことでしょう。 御冥福をお祈りするとともに、ありがとうございます、とお祈りしたいと思います。