浜松市・のどかや(長閑家)


 「ホームページ見てきました。 木の家のお話を聞かせてください。」と建主Iさん御夫婦は、当事務所にいらっしゃいました。 話を伺うと、どうやら薪ストーブを設置したいのは既定路線のようで、すでに広い建設地の一角には薪が2年分くらい集まっている模様。  外遊び大好きファミリーのようでしたので、製材所主催の伐採見学にも一緒に行き、地元の山の木で家を作ることに一緒に取り組みました。

 

 敷地は南に面し、ひな壇の下には水田も広がるのどかな土地。 周辺交通も少ないため、風通しの良い開放的な家を作りましょう、と方針は決まりました。 大きな木製引き戸を製作し、南を臨めるようにしよう。 もちろん薪ストーブを忘れてはなりません。 ストーブ選びは二転三転し、最後は浜松の販売店にはないモデルだったので名古屋まで現物確認に行かれました。

 

 天竜杉、漆喰、三州いぶし瓦と、本格派の材料をどっしりと使い、力強い家になりました。 丸太梁には貫通ボルトを通したので、物干しやハンモックなど、楽しい暮らしができそうです。

 

<施工:株式会社菅沼住工>