Q・設計事務所は何をしてくれるのですか?

 設計事務所は、現在の状態(大抵の場合は更地)から完成形の建物を創り上げる計画立案を行い、工事のための図面を作成し、そして工事が正しく行われているか監理をすることが主な仕事です。いわば、「無」から「有」を創りだす先導者です。そのため、工事設計監理契約というものを建主と結び、仕事を行います。

 

 設計事務所の家づくりでは工事請負契約は建主が工務店およびゼネコン(施工者)と行います。ただし、設計者は工事請負契約に無関係なわけではなく、監理者として責任を負うため契約書に設計者も記名押印します。

 

 建主、設計者、施工者が「三権分立」で家づくりを行うのが、設計事務所と工務店との共同作業で行う家づくりの特徴です。この点でハウスメーカーの下請の設計者とは立場が異なります。