当事務所が考える設計料というものの意味合いをここで説明させていただきます。
まず第一に、設計料とは土地の仲介手数料のような中間マージンのような性格のものでは決してありません。
建て主のために建築に関わるすべてのことを考えるための時間の対価、あるいは計画を考えるための過去の知識・経験に対する対価だとお考えください。
考え、判断に間違い、問題があれば、某建築士のように社会問題の中心人物にまで成ってしまう責任の対価でもあります。そのためには情報収集を欠かすことなく、社会の動向・新技術への対応など研鑽が必要となります。
また、ハウスメーカーの見積には設計料という項目が無いため、設計事務所の設計料って何?という疑問もあるかもしれません。どんな会社でも人間が動いている以上、無料の仕事はありません。設計料として可視化しているか否かの差です。
ただし物には品質の差と言うものがあるから価格差があると考えます。
あなたならファーストフードにセットで付いてくるお代わり自由のコーヒーと専門店の挽き立てコーヒーのどちらを選びますか?あるいは2者は同じものだと思いますか?
少なくとも私は上記の2者は異なるものだと考えており、当然「考えること」で報酬を得る以上、当事務所は後者のコーヒーのようであるべきですしそのための努力をしています。
建築予定の方にはいろいろ事情もあると思いますので、この考えには無理強いはしません。猛暑の中、喉の渇きを癒すことが目的な場合、ただ水分であれば何でも構わない時もあるでしょう。それは本人の価値観次第なのです。
われわれ建築士(あるいは設計士)は弁護士・税理士の方と同様、物を売るのではなく、意義のある知識・経験・技術で報酬を得る仕事ですので設計料はそれに対する報酬とお考えください。
ただし、このように費用を頂くわけですから、依頼者だけの希望を実物にする為の詳細設計を行い、その工事が適正に行われているか監理する事は当然のこと、コストコントロールについての知識も備え実践しています。
依頼者のためだけに知恵を絞って、一つだけの解決方法を提案する、その点も併せて考慮していただくと設計料が無駄な費用で無いことに気付いていただけるのではないでしょうか?
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