・金属(鉄、アルミ、ステンレス、真鍮、銅)

 木に比べて少ない断面で強度を発揮する事ができるのが金属の魅力で、当事務所ではあまり存在感を出したくない骨の役割で登場する事が多い。外部に使用する際には亜鉛メッキを施し耐久性を向上させている。

 木と左官以外にも所々に登場する金属は、室内では引き締めのスパイスとなっている。また真鍮は時を経るごとに酸化し、5円玉のように色に落ち着きが増してくる。このような経年変化も「古びる」味わいの一つだ。